2008年9月6日土曜日

サンフランシスコ、Kiva社のビジネスモデル

以前何度か訪れたことがあるアメリカは西海岸、サンフランシスコにある会社のお話です。あのような環境の中にいるとこのような崇高な発想がうまれるのでしょうか。

サンフランシスコにある設立3年目のNPO法人であるKiva社をご存知でしょうか。

http://www.kiva.org/

Kiva社のビジネスモデルはインターネットを使用して、世界中の起業家と投資家を橋渡しするというものでありますが、その着眼点はアジアやアフリカなどのいわゆる発展途上にある国の起業家とアメリカを中心とした先進諸国である欧米の投資家をを結び付けている点です。よって起業家の職種は漁師、農家、パン屋、大工など発展途上国で何とか生計を立てようしている方々です。つまり創業者であるマットフラナリー氏にとって、それらの国々の人々への救済といった意味合いが強かったようです。



最初は慈善活動的に副業として始めたこのビジネスもその理念の崇高さによって、多くの投資家を引き付け、結果的に巨大なサイトへと発展しました。投資家は一口25ドルの投資から始めることが可能です。今日までに333,000人の方が59,000にも及ぶローンを実施して、金額にして42億円相当の投資が成されたという事です。

成功するビジネスモデルの特徴として、インターネットを利用していかに底辺の拡大を実現できるか、つまり全世界を対象として規模の経済を実現し、その上で世の中のためになる、例えばKiva社の例のような世界平和の発展に寄与するような発想が重要であるように思われる。

0 件のコメント: