2008年12月13日土曜日

ナプキンビジネスモデル

アメリカのIT業界では、レストランで思いついたアイデアをナプキンの裏側に走り書きして... そこから億万長者が生まれるという話があります。某大手IT企業の始まりもナプキンのメモからと言われています。

斬新なアイデアなどは予期せぬ時にひらめいたりするものです。シャワーを浴びている時、コーヒーを飲んでいるとき、通勤電車の中、その時々でパットひらめいたアイデアを忘れぬうちに書き留めることがいかに大事であるか。

以下のビデオではグーグル広報部のアームストロング氏がいかに手書きの説明図がグーグルのビジネス戦略上重要であるかを唱えています。



"The more human the picture, the more human the response."

これは”The Back of the Napkin”(ナプキンの裏側)という本の中で、その著者 ダン・ローム氏が引用した有名なフレーズです。

訳すならば、「手書きの説明図がより人間的であればあるほど、それに対する反応もより人間的である」つまり、「現代の高度にITが発達した社会において、コンピュータなどを駆使した説明図に対して人はある種の懐疑の念を抱く傾向があり、よってそれ程効果的なものにはならないことが多く、むしろ手書きの説明図の方が自然であり共感を覚え、建設的な議論に発展する傾向がある」というような事を言っています。

パワーポイントが充実していることも重要ですが、棒グラフや円グラフに惑わされ、あまり内容の伝わらない紙芝居になる時が多々あります。同時に手書き(Live)の解説が人の注意や関心を引き付け、大きな効力を有する事があります。

極端にデジタル化する社会の中におけるアナログの重要性とそこにこそビジネスチャンスが隠されているということを伝えようとしているのかもしれません。

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